今月の特集は「スーパーボウル」です。

Facebookイベント「スーパーボウルへの思い」はこちら
https://www.facebook.com/events/898111480307588/

僕が一番印象に残るマイケルのパフォーマンスは、1993年1月31日、ローズボウル・スタジアムで開催された第27回スーパーボウルのハーフタイムショーです。

先日開催された第50回スーパーボウルでは、節目の大会ということで、過去ハーフタイムショーに出演したスターたちの映像が紹介され、ビヨンセはマイケルをオマージュした衣装で登場しました。

スーパーボウルに、こんなビッグアーティストたちが出演するようになったのも、マイケルが最初でした(このことは、書籍「マイケル・ジャクソンの言葉」でも紹介させていただいています)。

マイケルのファンとして、新しいアルバムやショートフィルムはさることながら、いつも心躍らせたのが、このようなスポット出演で見せる仰天のパフォーマンスでした。

マイケルは、今度はどんな事をやってくれるのだろうか?

スーパーボウルでの圧巻で感動的なステージは何回見ても、今この瞬間ここで見ても、いつ見ても涙がこみ上げてきます。

マイケルは、その日、その場所で、パフォーマンスをすること、それを世界に発信することの意義を、普通のアーティストが考えるレベルをはるか超えたところで考え、見出していて、そしてプロジェクトへの参加から演出内容などについての交渉まで、時として非情とも思えるほどの妥協のなさで臨んでいたと思います。

あらゆる角度から、考えれば考えるほど、このパフォーマンスの実現には驚かされることばかりです。

アルバム「デンジャラス」の頃から、マイケルが示した思考や行動は、ますます1人の音楽アーティストの領域を超えてきて、それはあたかも優れたビジネスモデルを編み出すベンチャー起業家であり、富や名声を惜しみなく投じる社会活動家であり、世の中をよりよくするために民衆をまとめる革命家のもののようだったと思います。

ヒール・ザ・ワールド基金に、ツアーの収益までも全て投じて、世界中の子どもたちのための仕組みをつくる、ネヴァーランドをより充実した慈善施設にする、そしてツアーの間、自らが福祉施設に訪問したり、1国の福祉行政の改善提案を行うなど、今知りえる足跡だけでも計り知れませんが、その先にも、もっともっと大きなビジョンがあったと思います。

そういう思いを世界中の人たちに知ってもらって共感してもらう。
それが、スーパーボウルでのパフォーマンスだったのではないでしょうか?

そこまでして伝えたかった思い。
その思いの大きさ、志の強さが、見れば見るほど伝わってくる。
だから、ますます涙がこみ上げるのです。

みなさんの「スーパーボウル」でのパフォーマンスについて、また、みなさんが印象に残っているマイケルのパフォーマンスについてお知らせください。

Facebookイベント「スーパーボウルへの思い」はこちら
https://www.facebook.com/events/898111480307588/

文/山際 伸二郎
イラスト/Hitomi
0211

 

 

環境、平和、災害、病気、人種、子ども、音楽、ダンス、愛、哲学……。
KING of POPが遺した100の言葉

「マイケル・ジャクソンの言葉」扶桑社刊
アースデイwithマイケル編著/吉岡正晴監修
>>アマゾンで購入

アースデイwithマイケルは、史上最も成功したエンターティナーかつ、世界一チャリティ活動を支援したポップスターであった、マイケル・ジャクソンの精神を受け継ごうと集まったファンによるボランティア団体であり、歌とダンスで世界がつながり、よりよい世界にしようと活動しています。

アースデイwithマイケルFacebookページ
アースデイwithマイケルHP

書籍「マイケル・ジャクソンの言葉」にて、アースデイwithマイケルが受ける印税収入は、すべて地球環境保全やこどもたちの未来のためなどの慈善活動に使用する予定です。

>>初版印税の寄付のおしらせ